冬の朝は目覚めが遅い。朝5時に出発して、2時間ほど歩いただろうか。太陽はまだ、ぐっすり眠っている。暗闇の中を車に轢かれないように、金太郎から降りて歩きながら、細心の注意を払い進む。 「車来ないかな」 ふと後ろを振り返ると、1つの人影がある。 「…
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