『なんとなく』ってめっちゃ大切

俺は、なんか行動するときにうまく言葉にできない時がある。

『なんとなく』って言葉しかでてこないとき。

でも、そんな時にも求めてる欲があって、それが後で分かることがある。

昨日はそんな日やった。



ふとある思いが涌いてきた。








『野宿したい。』








はい?何ですか?もう一回言って下さい。


『はい、野宿がしたいです。』


うーんと、野宿?なんの為に?


『うーん、分かりません、自分でもなんでか分かりません。』


分からない?じゃあおしえてあげましょう、お金をけちりたいからですよね、じゃあその心配はありません、まだもう少し旅するお金はあります。ホテルを探しましょう。


『えーと、お金をけちりたいからなんですかね、うーんわかんないなー。』


だってね、野宿して荷物やお金取られたり、最悪命取られたりしたら、どうするんですか?一晩の節約どころじゃすまないんですよ。それにあなた、テント持ってないでしょ、そんな外から丸見えで寝てたら、いいカモですよ、悪いことはいいません、ホテル行きましょう。


『うーん、それはそうなんだけどなー、分かんないんだけど、野宿したいんですよ、理由は分かんないんですよ。』





もう一人の自分が、もーいい、勝手にしろということで、公園に来ました。

そこで気付いた、めっちゃ恐い。

なんか悪そうなニーチャンが、たむろしてるし、明らかに香ってはいけない匂いするし。

でも、野宿したいって気持ちを大事にしてみたの、公園のすみっちょで、こっそりと夜を明かした。




ほしたらね、朝、閃きと同時に 目覚めた。

『あ、わし、野宿しても大丈夫って安心したかったんや。』

そうなんよ、今までの旅のなかで、移動するときに、ホテルなかったらどうしよ、っていう恐怖心があった。

それが行動範囲を狭めたりしてて、それを克服したかったんだと。

こういう身軽になる瞬間が大好きだ。







何か行動するときって、なんか理由がいる。

理由とか目的とか、ないとあかんきがする。

言葉にできんとあかん気がするし、

言葉にせんと他の人を納得させれんし。

やけど、心には言葉にできんことやってある。

なんとなくしか浮かばんことだってある。

でも、『なんとなく』の裏側には、ちゃんと自分が欲してる欲があって、

後で言葉になる事がある。

それを頼りに動いてみるのもありなんちゃうかなって思った。



朝目覚めたら、寝た時には誰も居なかったはずが、回りに2.3人寝てた。

どうやら本能で最適な野宿スポットを見つけてたみたいや。